腎不全になった猫3匹の看護記録

3匹の飼い猫がほぼ同時期に慢性腎臓病、いわゆる腎不全になりました。少しでも多くの悩める飼い主さんの助けになればと思い記録を残します。

猫の腎不全とは?急性腎不全 慢性腎不全

猫の腎不全とは?急性腎不全 慢性腎不全 

 

猫の腎不全について

猫というのはなぜこうも腎臓が弱いんでしょう・・・

腎不全に悩む飼い主さんはきっとそう思っていることだと思います

 

 

そもそも猫はお水をあまり飲まなくてもいい身体をしています。

そのためおしっこは濃縮した状態で出てくるため、アンモニア臭が強いようです。

猫のおしっこのアンモニア臭は犬の2倍というのはこういった体質によるものもあるのでしょうね。

 

 

つまるところ、猫というのはそもそも腎臓を酷使する生き物ですので腎臓の病気になりやすい動物でもあります。

愛する猫を守るには「飼い主がいかに早く気づくか」にかかってきます。

 

 

猫の腎不全には2種類ある

実は腎不全といっても急性と慢性があります。

 

<急性腎不全>

文字通り突然腎機能に問題がおき、腎不全の症状が急速に進む病気です。

数時間から数日で急変する恐ろしい病気です。

原因は色々あるようですが、食べてはいけないものを食べてしまって中毒を起こすこともあるようです。

おしっこが減ったりでなくなり、嘔吐や食欲不振を起こします。

そして、尿毒症へと悪化していきます。

 

尿毒症になると意識障害やけいれんを起こしたりします。

ここまでの症状が出ている時点でかなり危険な状態です。

おしっこの出が悪い場合、スムーズに出ない場合もすぐに病院へ行ってください。

猫は1日おしっこが出ないと危険な状態です。

 

「うちの子病院苦手だし・・・」と悩んでいる暇はありません。

すぐに病院へ連れて行ってあげてください!!

 

 

<慢性腎不全>

こちらは主に加齢で発症する猫が多く、大体8歳前後くらいから罹患率が上がるようです。

遺伝的なものか、若いときになる子もいます。

うちの末っ子がそうで、2歳で発症しました。

 

急性腎不全のように数時間から数日で急変ということはなく、徐々に進行していく病気です。

いかに進行を遅らせられるか鍵になってきますので、早期の発見・治療が必要です。

 

 

我が家の猫達は発症して1年半くらいで虹の橋へ行っていしまいました。

ですが、動物病院で出会った他の飼い主さんの話を聞くと、うちの子達よりも症状が軽く2〜3年治療しているといった話もよく聞きました。

寿命を全うする子も少なくないとのことです。

 

治ることはないものの、遅らせることは可能です。

病気のわが子を見ると辛いと思いますが、飼い主さんだけが寄り添ってあげられるのです!がんばりましょう!